東日本統合医療研究会(EJ-IM)会長挨拶
東日本統合医療研究会 会長 猪股千代子
我が国と世界の、統合医療・全人医療の研究成果と実践を普及
東日本統合医療研究会(EJ-IM)は、前身である日本統合医療学会(IMJ)北海道東北ブロック会(HTB:2018-2023)の理念を継承し、我が国と世界の統合医療の研究成果と実践を皆様の健康のために普及する活動を展開して参ります。
世界で行われている全人的な健康を目指す、すなわち統合医療の実践や、人間が生まれた時から安らかな死を迎えるまで、健やかに生きられる多様な考え方と技を、市民の皆様にお伝えし、少しでも多くの皆様の安寧を叶えることができる活動を展開します。
世界で活躍する健康意識の高い人々と多様な価値観に基づく心身の調え方を学び合う、ラーニング・カフェのような場づくり
私たちは、一生の間に、何度の災害・人生の転機を経験するのでしょうか。そのたびに、苦難を乗り越えられる考え方と技の一つに「統合医療」という方法で乗り越えられたことを、数十年の実体験を通して納得することができました。私達の暮らすいたるところで起こる災害と向き合って、人生を全うするには、もちろん国の医療制度の活用に加えて、他の健康増進の各種の方法を知ることは、価値ある資源や財産といわれる、人・モノ・金と同等の、情報(ここでは、豊かな健康を意味するウエルネス情報のこと)という、人間にとって大切な宝物となると考えます。病気になりにくい心身、病気になっても治癒しやすい心身の調え方を共に学び、共に生きられる喜びを体感し、それを科学的に実証し、社会に発信できる会を目指します。サイエンスと共にアートが溢れる、多様な人が交差する出会いの場、希望や香薫な雰囲気が漂う、ラーニング・カフェを目指します。
よい人間関係から生まれる希望
たくさんの皆様のご参加をいただき、多様な考えによる新しい知見の創出し、これから活躍する若い世代の皆様のご活躍の場を提供して参ります。
2024年5月吉日
東日本統合医療研究会 会長
札幌市立大学 看護学部・看護学研究科
名誉教授 猪股千代子