東日本統合医療研究会ブログ

IMJ北海道東北ブロック会第1回大会のご報告

7月6日、IMJ東北ブロック会第1回大会が、北海道礼文町町民活動総合センター(ピスカ21)にて開催されました。各支部の会員23名と、地元礼文町および隣の利尻島からからも4名の保健師、社会福祉士の方が参加下さいました。
猪股千代子HTBブロック会長、続いて仁田新一IMJ名誉理事長から挨拶があり、大会がスタートしました。最初にIMJ理事長の伊藤壽記先生よりテーマ「我が国の統合医療展開」の記念講演をお聴きしました。統合医療における医療モデル、社会モデルについて、現在の取り組みと将来の展望についてお話があり、今後の進むべき方向や課題も見えてきました。続いて、東北大学 関隆志先生による特別講演、テーマ「中医学理論の活用の多様性と可能性」をお聴きしました。中医学からの「ひと」の見方、体の構造と症状、対応する経絡・経穴、食(薬膳)等は大変興味深い内容でした。中医学活用による可能性を感じましたし、これからは身近なセルフケアとしてもっと活用していけると良いと思います。
二つの講演のあとは、今年で10周年を迎えたHOKT123研究会によるアロマヨーガを用いたボディーワークでした。テーマは「寄り添い、響きあい、慈しむ」。香り、呼吸、瞑想等を通して、自然や自分、ひと、そして自分を支えてきてくれてきた全てのものとのつながりを感じ、ゆったりと穏やかな時間となりました。
続いてのワールド・パブではくつろいだ雰囲気の中、自身のされている活動と今後の統合医療、HTBブロック会の活動の展望などについて、小グループに分かれて話をし、最後に全員でシェアをしました。「多職種協働を実践する前段階として、出会いの場が必要である」「地域を超えながら親しくなりながら各支部が活発になっていくと良い」「メンタルに働きかける事ができるのが統合医療の強みではないか」「『自らの健康は自分で守る』を浸透させていくことが大事」など、皆さんで確認しあいました。
このような貴重な学びと素晴らしい出会いの機会をいただき、企画運営されました役員の皆様、会員の皆様に感謝申し上げます。また、ご多忙の中ご参加いただいた礼文町、利尻富士町の皆様、そして会場や宿泊の調整などでご協力下さいました地元の皆様、誠にありがとうございました。

【文責:北海道支部会員 大瀧真美】